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通所リハビリテーションについて

皆様、おはようございます。早朝から放送をお聞きいただきありがとうございます。7分程度の放送になりますが、最後までお聞きいただければと思います。私は南相馬市鹿島区にあります厚寿苑で介護職をしております只野と申します。生まれも育ちも南相馬市鹿島区です。介護職として22年ほど働いています。自己紹介はこの位にしまして、今日は、現在私が働いております厚寿苑の「通所リハビリテーション」についてお話しさせて頂きたいと思います。 まず「通所リハビリテーション」は「デイケア」とも呼ばれております。皆様はこの「デイケア」という言葉を聞いたことがありますか?介護保険における通所系サービスで、いわゆる通いのサービスには「デイサービス(通所介護)」「デイケア(通所リハビリテーション)」があります。この2つの違いを簡単にお話ししますと、「デイサービス(通所介護)」は日常生活の介護サービス(入浴や食事、排泄、レクリエーションなど)を提供して、利用者の方が自宅で自立した生活を送ることが出来るように支援する事を目的としているのに対し、「デイケア(通所リハビリテーション)」は医師の指示に基づいて、リハビリの専門職である理学療法士や作業療法士がリハビリを行い、病気や怪我によって低下した身体機能の回復や維持、日常生活の回復、認知機能の改善を目的としています。つまり、より専門的なリハビリが出来るのがデイケアです。もちろん専門的なリハビリだけでなく、入浴や食事、排泄、レクリエーション活動などのサービスも合わせて受けることが出来ます。 つづきまして、厚寿苑について説明させて頂きます。国道6号線からも見える3階建ての大きい建物です。場所が分からない場合は、鹿島厚生病院を目指していらしてください。厚寿苑で利用できるサービスは、長期入所・短期入所・通所リハビリテーションの3つあります。そして私は「通所リハビリテーション」で働いております。厚寿苑の「通所リハビリテーション」は1階スペースになります。サービス利用日は月曜日から金曜日(祝日・年末年始除く)、1日最大30名の方がご利用頂く事ができます。現在は、南相馬市鹿島区だけではなく、原町区や隣の相馬市からもご利用を頂いております。専属の運転手が5名おりますが、時々私も運転をする事があります。利用者の方を乗せての運転は、普段とは違う緊張感がありいつも以上に安全運転に心掛けております。  厚寿苑の「通所リハビリテーション」では、入浴、排泄、食事などの日常生活の介護サービスの他に、習字や塗り絵、手工芸などのクラブ活動、カラオケやレクリエーションのゲームなども行って、楽しみながら心身の機能の回復や維持を目指しております。自宅に閉じこもりがちな要介護者の方の交流の場としても有効な所であると思います。 また、リハビリの機器も充実しており、マシーンを使った筋力トレーニングは、現在利用頂いているご利用者の方からも好評です。 厚寿苑の「通所リハビリテーション」の1日の流れについて簡単に説明させていただきます。 8:30 送迎車(5~6台)が厚寿苑を出発致します。       原則として厚寿苑より遠い各ご家庭から順にお迎えに伺います。       厚寿苑に到着後、体温と血圧を測定し、その日の体調を確認致します       その後、入浴やリハビリを実施いたします 11:45 昼食を召し上がっていただいております。 12:30 ご希望に応じてベッドで30分程度休んでいただく事も出来ます       ベッドには限りがありますので、交換で休んでいただくようにご協力いただいております 13:30 午前中に入浴やリハビリが出来なかった方の実施をしております。 14:00 クラブやレクリエーションの活動をしております。 15:30 おやつを召し上がっていただいております。 15:45 お帰りの時間となります。       送迎車(5~6台)が順次厚寿苑を出発します。       原則として厚寿苑より近い各ご家庭から順に伺います ※適時、こまめな水分補給や排泄ケア、利用者様同士や職員との会話等の社会交流なども行っております。 次にご利用されている方からの、よくあるご質問として1つご紹介致します。 Q、隣に鹿島厚生病院があるのに、通所リハビリテーションを利用中に病院の受診は出来ないのですか? A、 通所リハビリテーションのサービスを受けていられる時間は、介護保険を使用してのサービスになります。病院を受診することは医療保険の使用となり介護保険との併用ができない状況ですので受診はできません。ただし、緊急時は例外となります 最後に、ご家族様へ。 次の様なお悩みを抱えている方おりませんか? ・病院を退院して在宅での生活を希望されているが、足腰に不安がある ・施設を退所したばかりで在宅での生活に不安がある ・浴室では転んでしまうかと不安に思い、自宅のお風呂に入れない ・最近、外出もせず自宅に閉じこもりになってきている ・介護を必要になってきたが、施設には入りたくないと言っている ・介護疲れをされている 以上等のお悩みを抱えておられましたら、厚寿苑 支援相談員までご連絡いただけ れば、厚寿苑通所リハビリテーションのご利用までのご相談をお受け致します。 今後とも厚寿苑通所リハビリテーションを宜しくお願い致します。 最後までご清聴ありがとうございました。 それでは、今日も一日、元気にお過ごしください。