「そのおくすり飲みづらくないですか?」
2012年6月22日放送
塙厚生病院
薬剤師 杉内敏行

 皆さんは自分の服用している薬で「このおクスリ、粉クスリでなく錠剤だったら飲み易いのに・・・。」
とか 反対に「錠剤でなく粉クスリだったら・・・・。」と思ったことはないですか?現在日本薬局方(15局)で分類されているおクスリの剤形は、外用薬も含めて28種類に分類されています。その中で錠剤だけでも もっと細かく分ければ糖衣錠、裸錠、口腔内崩壊錠等色々な形状があります。
 粉薬から錠剤に変更になった例として 下剤の酸化マグネシウム(カマ)と言うクスリがあります。水には溶けない為 総入れ歯をしている患者さんにとってこのお薬は、入れ歯の隙間に入り込んでいつまでも入れ歯と歯茎に挟まり 不快な思いをされていました。その患者さんの主治医に薬剤師から「この下剤と同じ成分で錠剤のタイプがあります。口の中でも細かく溶けますし通常の錠剤の様に服用できます。粉砕しても口腔内で不快な思いしませんので変更検討いただけますか?」と相談して錠剤にしてもらい患者さんから好評を得ました。
 血圧の同じお薬でも一日3回服用するクスリと2回服用タイプ、1回で済むタイプ等患者さんの生活リズムや、併用している他の薬の回数等と勘案して飲み忘れしにいよう主治医の先生が剤形や回数を適切なものを選択してくれます。
 しかし どのおクスリにもすべての剤形や1日の服用回数に色々なパターンが用意されているわけではありません。しかし服用しづらいと感じている患者さんは、一度お薬をもらう時に薬局の窓口などで剤形や服用回数について薬剤師に相談してみてください。主治医と検討して変更できる場合があります。
 おクスリの中には、まだまだ飲みにくい薬がたくさんあります。

(1) 「漢方薬で錠剤タイプは、ありますか?」
回答:錠剤タイプがある漢方薬もあります。がその病院で採用している場合とない場合があります。又院外処方だと変更可能な場合が多いです。

(2) 「このお薬もっと小さい大きさにできないですか?」
回答:クスリの主成分がこれ以上小さくできないクスリです。

(3) 「このおクスリの味、匂いが良くなくて飲みたくない・・・・。」
回答:「とろみゼリーや 味を変えるフレーバーという香料等で匂いや 味をマスキングして服用しやくなる方法も有ります。服用しにくい理由を理解して納得して服用することで服用を継続することができます。その他 改善方法などがある場合があります。

 ぜひそのように思っている方がおりましたら薬剤師に相談してみて下さい。おクスリは、当然ですが毒にも薬にもなります。早く治そうと思って過剰に服用したり、服用し忘れたりすると思った効果が出ないばかりか主治医の先生もクスリを増減したりして本来服用すべき正しい量が、飲みにくいからといって守られなければ正しい治療計画ができず症状が悪化する場合があります。解らない事、心配な事等有りましたら薬局の窓口で声をかけてみて下さい。良策に巡り合うことがあるかもしれません。

健康アドバイス

 

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