がんを見つけるPET検査について
2013年2月22日放送
白河厚生総合病院
放射線科 診療放射線技師 小室敦司

 みなさん、おはようございます。
 今日のおはなしは、白河厚生総合病院 診療放射線技師の小室が担当します。
 はじめにあやまらなくてはなりません。と言うのも朝早くから聞き慣れない検査「PET」についておはなしさせていただきます。え?聞いたことありますか、わんちゃんなどのペットとは違いますよ。私がお話しするのは、がんを見つけることができるPET検査についてです。
 そもそもPETとは、ポジトロン エミッション トモグラフィの略語で頭文字のP・E・TからPETと呼ばれています。直訳すると陽電子放射断層撮影になります。
 ここにでてくるポジトロンとは陽電子のことで、プラスの電荷を持つ電子のことです。このポジトロンは電子と結合しガンマ線と呼ばれる放射線が発生します。このガンマ線が目印になりカメラでとらえることができのでそれを写真にするのがPET検査になります。
 次に何故がんを見つけることができるのかについておはなしします。がんはより多くのぶどう糖を必要とし、正常な細胞に対して3倍から8倍取り込むと言われます。体の中のぶどう糖の集まりを写真にできれば、がんがどこにあるのか知ることが出来ますが、残念ながらみなさんもご存じ、X線検査やCT・MRI検査ではぶどう糖からの目印がないため、知ることができません。そこで、このぶどう糖と先ほどのポジトロンを組合せ、フルオロデオキシグルコースと言われる「放射線の目印があるぶどう糖」のお薬を作ります。このお薬を注射することにより、体のどの部分にがんがあるのか、目印になった放射線により知ることができるのです。少し、難しいおはなしになりましたが、「PET検査は特殊なお薬を使ってがんを写真にする」と覚えて下さい。
 次に検査の流れについてご紹介します。
 お薬の注射時間の4時間以上前から食事の制限があります。食事をした体の中は、血糖値が高くなり、インシュリンが分泌されてぶどう糖を筋肉に集める働きをしてしまいます。そうしますとこの特殊なお薬はぶどう糖なので、がんに集まる割合が減り診断しづらい写真になってしまいます。その他にも検査前日の過度な運動により同じような現象が起こりますので注意が必要です。
 身長・体重、血糖値を測定し、その後注射をしましたら、体の全身にいきわたるまでの1時間、安静室と言われるお部屋で休んでもらいます。1時間と聞いて長いと感じるかもしれませんが、当院ではTVを用意していますのでご安心下さい。
 1時間が経ちましたら検査室でPET検査を始めます。約20分程度、テーブルに横になっていただき、頭から大腿骨までのほぼ全身を「息をすって、はいて」などの指示もなく写真をとることができます。又、当院ではPETだけでなくCTも同時に撮れるPET−CT検査を行い、がんの場所を精度良く知ることができます。
 検査が終わりましたら、一度安静室に戻ってもらい約30分休んでいただいて全て終わりになります。「検査には約2時間30分必要」だと覚えて下さい。
 それでは、最後に当院で行っているPET−CTがん検診についてお話させていただきます。がんはご存じの通り、早期発見すれば治る病気と言われています。では、どうしたらがんを早期発見できるのか?症状がでてしまってからでは遅い場合があります。そこで当院のPET−CTがん検診をお薦めしたいと思います。
 当院では、PET−CT検査と他の検査を組み合わせたがん検診コース、ベーシック・スタンダード・エグゼクティブの3つをご用意しています。又、平成25年4月1日から平成26年3月31日まで期間限定で福島県内JAの正組合員、准組合員とそのご家族方対象に検診料金4万円で 「JA福島復興コース」をご用意しております。このJA福島復興コースは定員になり次第終了いたしますのでお早めにお申し込み下さい。お申し込み先は、電話0248−22−2282です。もう一度繰り返します。お申し込み先は、電話0248−22−2282です。
 朝早くから私のお話、聞きづらい点もありましたが、お付き合いいただきありがとうございました。

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