農作業時の熱中症予防
2014年7月放送
JA福島厚生連 健康福祉課
大谷 夕香

 みなさん、おはようございます。
 うっとうしい梅雨が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。私はJA福島厚生連 健康福祉課の大谷夕香です。
 今朝は農作業時の熱中症予防についてお話しいたします。よろしくお願いいたします。
暑さに体が慣れていない梅雨明け直後に、農作業中の熱中症事故が多発しています。熱中症について正しく理解し、予防に努めていただきたいと思います。
 熱中症とは、大量の汗をかき、水分が体から失われると同時に塩分やカリウムといった成分も失われ、水分代謝のバランスがうまくいかなくなる状態をいいます。
 このようなきっかけは、炎天下で農作業を行っている時やハウスや畜舎内など高温多湿の環境に長くいることによって起こります。農作業中に頭痛やめまい、吐き気、脱力感、体温の上昇、けいれんなどの症状が現れたときは、直ちに作業を中止し、涼しい場所に移動してください。その後、衣服をゆるめ、冷たい水で首やわきの下など動脈が触れる場所を冷やし、水分を補給しましょう。 自力で水を飲めない、意識がもうろうとして動けない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
 このように重症にならない前に、熱中症に対する予防が大切なことは言うまでもありません。これから農作業時の熱中症予防10項目を読み上げますのでチェックしてみて下さい。

1.天気や気温を確認しましたか?
 農作業に出かける前に必ず天気予報を確認しましょう。急に暑くなる日は熱中症の危険が高くなります。梅雨明け直後は要注意です。風が弱い日や湿度が高い日は熱中症にかかりやすくなります。
2.体調は万全ですか?
 二日酔い・寝不足・風邪気味など体調不良の時は熱中症の危険が増します。農作業は控えましょう。
3.朝ごはんは食べましたか?
 朝食で取るべき栄養分と水分をきちんと取りましょう。
4.涼しい服装を選んでいますか?
 服装は日差しを遮り、汗を逃しやすいものを着ましょう。
 吸った汗がすぐ乾く素材の服がおすすめです。
5.日差しを遮る帽子はありますか?
 つばの広い帽子をかぶり、直射日光をさけましょう。
6.飲み物は持ちましたか?
 水分補給をこまめに行いましょう。
 特に高齢者は水分不足や暑さを感じにくくなっているため、喉が渇く前に積極的に水分補給しましょう。大量に汗をかく場合は、塩分も補いましょう。
7.二人以上での作業ですか?
 一人で作業中に熱中症になると、助けてくれる人がいないため重症化する恐れがあります。できる限り二人以上で作業をし、体調不良時は我慢せず不調を伝えましょう。
8.作業場所は熱がこもりませんか?
 ハウスや畜舎など気温が上昇しやすい施設内での作業は、風通しをよくしましょう。室内の換気をして、熱がこもらないようにしましょう。
9.作業計画に無理はありませんか?
 涼しい時間帯に作業しましょう。もし暑い時間帯に作業するときは、休憩をこまめに、作業時間を短くするなどの工夫をしましょう。
10.緊急連絡先を知っていますか?
 いざというときのため、緊急連絡先を持ち歩きましょう。
 具合が悪くなったら無理せず、医療機関を受診しましょう。

以上が農作業時の熱中症予防チェック項目です。
 なお、農作業中以外でも運動中や家の中にいる時に熱中症にかかる危険は潜んでいます。
運動をしていて軽い頭痛やめまいを感じたときは、すぐに運動を中止して塩分や糖分を含んだ飲み物を飲んで、涼しいところで休んでください。また、家の中にいるときにも節電を意識するあまり、健康を害することのないようご注意ください。気温が高い日や湿度の高い日には、決して無理な節電はせず、適度に扇風機やエアコンを使用するようにしましょう。
 本日は、熱中症の予防についてお話させていただきました。

健康アドバイス

 

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