農作業中の熱中症対策
2016年8月放送
JA福島厚生連 健康福祉課
大谷 夕香

 みなさん、おはようございます。
 私はJA福島厚生連 健康福祉課の大谷夕香と申します。お盆を過ぎましたがまだまだ厳しい暑さが続きます。本日は農作業中の熱中症対策についお話ししたいと思います。

 初めに、過去10年間で、農作業中の熱中症による死亡事故の件数が多かった月ですが、第1位8月、第2位7月、第3位6月、次いで9月となっています。
 次に、過去10年間で、農作業中の熱中症による死亡事故件数が多かった年齢ですが、第1位80代、第2位70代、第3位60代となっており、3位までで、死亡人員の86%となっています。これによると農作業中の熱中症死亡事故は高齢者が大部分を占めていて、これから9月にかけても十分な対策が必要ということがわかります。

 それでは、日常生活で気をつけること4つお話します。
 ①朝食は作業前に欠かさず食べましょう。
 ②睡眠はしっかりとりましょう
 ③お酒はほどほどにしましょう(きづかないうちに脱水します)
 ④持病がある場合や体調不良の時は、翌日の作業内容の変更などを検討しましょう。
 
 次に夏の農作業で気をつけること5つお話します。
 ①日中の気温の高い時間帯を外して作業を行いましょう
  *特に70歳以上の方は、高温時の作業は極力避けましょう。
 ②こまめな休憩、水分補給を行いましょう。
  *のどが渇いていなくても20分おきに休憩し、毎回コップ1〜2杯をめやすに水分補給をしましょう。
  *休憩時は作業着を脱ぎ、手足を露出して体温を下げましょう。
 ③熱中症予防グッズを活用しましょう
  *屋外では帽子、吸汗速乾性素材の衣服やファン付きの作業着、屋内では送風機やスポットクーラー
   を活用しましょう。
 ④単独作業を避けましょう
  *作業は2人以上で行うか、時間を決めてお茶を運び合うなど、定期的に異常がないか確認し合う
   ようにしましょう
 ⑤高温多湿の環境を避けましょう
  *作業場所には、日よけを設ける等、できるだけ日陰で作業をするようにしましょう。
  *ハウス等の施設内では、断熱材を使用したり、風通しを良くするなどして気温や湿度が高くなり
   すぎないようにしましょう

 次は熱中症が疑われる場合の処置
 ①暑い環境で体調不良の症状がみられたら、すぐに作業を中断しましょう
  代表的な症状は次のとおりです。
  *手足がしびれる、冷たい
  *めまい、吐き気がする
  *ズキンズキンとする頭痛がある
  *汗をかかない、体が熱い
  *意識の障害がある
  *体がだるい
 ②応急処置を行いましょう
  *涼しい環境へ避難しましょう
  *服をゆるめて風通しをよくしましょう
  *水分・塩分を補給しましょう
  (脇の下、両側の首筋、足の付け根を冷やすと効果的です)
 ③病院で手当てを受けましょう
  *意識がない場合、自力で水が飲めない場合、応急処理を行っても症状がよくならない場合は、
   すぐに病院で手当を受けるようにして下さい。

 最後に特に注意していただきたいことは、
 ①暑さの感じ方は人によって異なります!高齢の方は特に注意が必要です。
  熱中症患者の約半数は65歳以上の方です。年齢を重ねると暑さや水分不足に対する身体の調整機能も
  低下しています。
 自分の体調の変化に気をつけ、暑さの抵抗力に合せて、万全の予防を心がけましょう
 ②節電を意識するあまり、熱中症予防を忘れないようご注意ください。
  節電を意識しすぎるあまり、健康を害することのないようご注意下さい。
  気温が高い日や湿度の高い日には、決して無理な節電はせず、適度に扇風機やエアコンを
  使用するようにしましょう。

 それでは、今日も熱中症対策をとり元気な1日をお過ごし下さい。




健康アドバイス

 

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