地域包括ケアシステムや介護保険について
2017年1月放送
鹿島厚生病院 ソーシャルワーカー
本名 裕也

 皆さんおはようございます。私は鹿島厚生病院地域医療連携室に勤務しておりますソーシャルワーカーの本名裕也と申します。地域医療連携室は、患者様が地域の中で安心して生活できるように医療機関同士が役割を分担し、互いに連携を取り合い、切れ目のない医療を提供していくことを目的に設置されました。病院の窓口として、地域の医療機関や福祉施設と連携し、患者様を支援させていただいております。
 今日は地域包括ケアシステムや介護保険について少しお話させていただきます。
 地域包括ケアシステムとは、高齢者が住み慣れた地域で安心してその人らしい生活が継続できるよう個々のニーズや状態変化に対応した、介護サービスを始め多様な社会資源を活用できるように包括的・継続的に支援できる仕組みです。そこでは地域包括支援センターが中心的な役割を果たします。この地域包括支援センターには専門性を活かすため「社会福祉士」と「保健師看護師」と「主任介護支援専門員」の三職種が配置され1つのチームとなって支援して頂けます。高齢になり現在の生活では不安になってきている方でどこに相談すればいいかとお悩みの方は是非、各市町村の地域包括支援センターにご相談してみてください。地域包括支援センターに相談して介護保険申請を勧められた場合は市町村役場の「介護保険窓口」に申請してください。65歳以上の方、または65歳未満の方でも国で定められた疾患に該当する方が対象となります。申請時に現在の状態や介護保険を利用してどんな介護サービスを利用したいかなど聞き取りがあります。また、かかりつけの医療機関・医師やどのような病気でかかっているのか、現在の身体状態など医師の意見を伺う主治医意見書を市町村で医療機関に依頼するためこの情報も必要となります。申請後は市町村の調査員が訪問して介護保険の認定調査といわれる現在の身体の状況についての訪問調査があります。医療機関からは主治医意見書作成のため連絡が入ると思います。認定調査と主治医意見書をもとに介護保険認定審査会を経て介護保険認定結果が郵送されてきます。認定結果で要支援となれば地域包括支援センター、要介護となれば居宅介護支援事業所がそれぞれ担当となり介護保険サービスの調整などを行います。ケアマネージャーとは、介護支援専門員のことで介護保険制度においてケアマネジメントを実施する有資格者のことを言います。要支援・要介護認定を受けた人からの相談を受け、介護サービスのケアプランを作成し、他の介護サービス事業者との連絡、調整等の取りまとめを行います。
 介護保険サービスを自宅で受けていて、もしも入院した場合医療機関とケアマネージャーは退院後も支援できるように協働していきます。ケアマネージャーは在宅での状況や介護保険サービス等の利用状況等を入院後、医療機関に情報提供し反対に医療機関からは退院時に入院中の状況をケアマネージャーに情報提供いたします。地域包括支援センターや居宅介護支援事業所などと連携し要介護・要支援認定を受けている患者様が入院され退院となったときに情報提供を行い介護保険サービスの利用につなげ、認定を受けていない患者様については介護支援が必要な場合情報提供させていただいています。退院後も住み慣れた地域で安心して生活していくために少しでもお役に立てればと思います。
 鹿島厚生病院は一般病棟と療養病棟で、地域医療連携室には看護師とソーシャルワーカーがおります。JA福島厚生連の各病院には地域医療連携室・医療相談室を設置しております。当院受診時、入院時の不明な点や疑問点、病気に伴って起こる様々な困りごとや不安にも相談をお受けしておりますのでお気軽にご相談下さい。


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