熱中症について | |||||||||
2017年8月放送 JA福島厚生連 業務部 健康福祉課 近藤 広信 |
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みなさん、おはようございます。 暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。私はJA福島厚生連 健康福祉課の近藤と申します。 今朝は、熱中症についてお話しいたします。 熱中症とは、気温や湿度が高い日に起こりやすく、脱水や体温の上昇によって体に現れるさまざまな症状の事を言います。平成28年6月〜9月には約47,000人の方が熱中症で救急搬送されています。気温が30℃を超える様な暑い日はもちろん、気温がそれほど高くなくても、湿度が高い場合は熱中症にかかりやすくなります。日の沈む夕方や、屋内にいるからといって油断はできません。また、熱中症は気温や湿度などの環境条件だけでなく、体調や暑さに対する対応力などが影響して起こります。特に体調の悪い人や暑さに慣れていない人、持病のある人、高齢者や小さなお子さんなどは注意が必要です。症状が軽いときは熱中症とは思わないこともあるので、早い段階での発見が重要です。症状には年代別にも特徴があることが知られています。暑い時にはこれからお話しすることを時々チェックしてみましょう。 まず、お子さんについてお話します。元気がない、食欲がない、暑いのに汗をかかない、ふらつく、頭痛を訴えるときは要注意です。小さなお子さんは自分は熱中症にかかっているとは思わないで遊んでいて、急に具合が悪くなることがあります。周りの大人が気をつけてあげましょう。 次に、高齢者の方についてですが、食べる量が減った、いつもと様子が違う、暑いのに皮膚がサラサラしている、微熱がある、トイレの回数が減っている、認知機能の低下がみられる、いつも食べている味を味がないなどの味覚症状を訴える場合は熱中症を疑う必要があります。高齢になると、のどの渇きや温度の変化を感じにくくなりますので、周りの方が気をつけて、積極的に水分を取るように勧めてあげましょう。 働き盛りの大人の方の場合は、夏バテ気味だと感じる、頻回にのどが渇く、尿の色がいつもより濃い、口の中や口の周りが乾く、日中6時間以上トイレに行かない、足がつるなどの症状を感じたら、熱中症にかかっている危険性があります。 熱中症はいつでもどこでもだれでも条件次第でかかる危険がありますが、普段から気をつけることで防ぐことができます。 まず、のどが渇いていなくても、こまめに水分をとりましょう。スポーツドリンクなどの塩分や糖分を含む飲み物は水分の吸収がスムーズにでき、汗で失われた塩分補給にもつながります。また、毎日のバランスの良い食事を通して程よく塩分をとりましょう。大量に汗をかく場合には、特に塩分の補給が必要です。ただし、かかりつけ医から水分や塩分の制限をされている方は、よく相談してその指示に従いましょう。 暑さは日々の生活の中の工夫や心がけで和らげることができます。適度な空調で室内の温度を快適に保ったり、衣服を工夫したりすることで暑さを調整することができます。自分のいる環境の気温と湿度をいつも気にする習慣をつけることも重要です。 炎天下での運動や外での作業をする時などは、飲み物を持ち歩きすぐに水分補給し、こまめに休憩をとり、無理をしないようにしましょう。 熱中症にかかった時の応急処置で大切なポイントは、
本日は、熱中症についてお話させていただきました。まだまだ暑い日が続きますが、体調に気をつけてお過ごしください。 |
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