「JA健康増進活動について」
2020年3月放送
農村健診センター
副技師長 髙信 嘉孝

 皆さんおはようございます。JA福島厚生連 農村健診センター 髙信が担当します。
本日は、JA健康増進活動についてお話をさせていただきます。
 JA健康増進活動は、JA福島共済福祉事業団とJA福島厚生連 農村健診センターで共催しており、JA健康寿命100歳プロジェクトとして活動しています。当活動は、ゆとりといきがいをもたらす活動です。
 運動・食事・健診を3つの柱とし、高齢者の方を中心にして、組合員、地域の住民の皆様が一体となって、健康寿命づくりをしております。
 健康増進活動の特徴は、一般的な基本活動に加え、胸部や胃部のエックス線検査や骨密度検査を実施しております。一部のオプション検査、大腸がん検査・前立腺がん検査・肝炎検査・ピロリ菌検査を除き、検査費用は無料となっております。
 健診の結果は、当日に報告いたします。健診結果内容は、医師や看護師からわかりやすく丁寧に説明致します。但し、エックス線検査及び、オプション検査については、後日の報告となります。
 また、医師による健康講話や、事務局からの生活情報コーナー等を通じ、健康や生活に役立つ情報を提供します。
 宿泊コースの場合は、2日目の早朝、専門の講師を招いた、健康トレーニングの実践的な講義により、毎日継続的に取り組める運動のヒントを提供します。
 次に、骨密度検査について紹介します。
 骨が弱くなって骨折しやすくなる骨粗鬆症は、これまで更年期から高齢の女性に多い病気だといわれてきましたが、骨粗鬆症を原因とした大腿骨の骨折の25%は男性におこっております。男女における発症の違いに関しては、女性の骨粗鬆症は加齢に関連しておきることが多いのに対し、男性の場合は病気や薬、栄養障害などが原因で起こることが多いのが特徴です。そのため男性の場合、骨粗鬆症のリスクを判定する骨密度測定は、70歳以上の高齢者、骨の質が弱くなり骨の減少する病気や薬を服用している人などに対して推奨されています。また、筋肉量が減少し、筋肉が低下するサルコペニアと骨粗鬆症を同時に起こす割合が女性より高く、症状を悪化してしまう場合があります。このため、次年度より男性受診者の方々にも積極的に骨密度検査を進めてまいります。これにより、受診者ご本人の骨の状態を知ることにより寝たきり予防に役立つと思われます。
 また、次年度に向け、胃がんリスク層別化検査を準備しております。この検査は血液検査で胃の健康度がチェックできます。別名ABC健診とも呼ばれています。
 バリウムを飲む苦労や被ばく量、検査後の便秘なども不安視される胃部レントゲン検査、また、苦しそう・痛そうというネガティブなイメージを持たれる内視鏡検査など、胃がん検診と聞くと不安が拭えない方が多いかもしれません。
 この検査は、採血のみで検査可能なので、体の負担と心的ストレスが少なく、年代に関係なく受診できます。また、レントゲン検査や内視鏡検査をどのくらいの間隔、頻度で受診すべきかの目安にもなります。このABC健診は、胃がんの直接的な発見にはつながりませんが、胃の健康状態を確認して将来的な病気のリスクを診断することができる検査です。
 検査の詳細は、胃粘膜から分泌されるペプシノゲンという物質を調べることで胃の炎症や萎縮度合いを確認できる、ペプシノゲン検査と、胃がん発症のリスクを高めるヘリコバクターピロリ菌の感染有無を調べるピロリ菌抗体検査を実施します。これら2つの検査結果を組み合わせ、ABCの3つのタイプに分類し、胃の健康度を評価する方法です。
Aのタイプでは、ピロリ菌の感染がなく、胃粘膜の萎縮もみられません。おおむね健康な胃粘膜です。
Bのタイプは、ピロリ菌の感染がありますが、胃粘膜の萎縮は進んでいません。少し弱った胃粘膜です。
Cのタイプは、ピロリ菌の感染があり、胃粘膜の萎縮が進んでいます。萎縮の進んだ弱った胃粘膜になります。
 また、ピロリ菌を除菌治療された方など、評価できない方もおります。ご自分の胃のタイプを把握し、リスクに応じた検査を受け、病気の早期発見・早期治療につながる検査となります。
 最後に、令和2年度も健康増進活動を実施致します。なお、開催日程等、詳細については最寄りのJAにお問い合わせ下さい。
 今朝は、JA福島厚生連 農村健診センターからのお話でした。



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