以下の記事は、福島県厚生農業協同組合連合会(JA福島厚生連)「健康アドバイス」として、過去に掲載された情報のバックナンバーです。
JA福島厚生連からの最新の情報は、TOPページからご覧ください。



農家の皆さんへ

私たちの学校生活
2021年6月放送
白河厚生総合病院付属高等看護学院
副学院長 佐川 明美

 ラジオをお聞きの皆さん、おはようございます。
 白河厚生総合病院付属高等看護学院 副学院長の佐川明美です。日頃より本校の運営に関してご協力、ご支援を頂きありがとうございます。新型コロナウイルス感染症は、いまだ収束しない状況ですが、今年度も感染対策を徹底しながら講義実習を進めていきたいと思います。コロナ禍でも学生たちは元気に過ごしております。今日は、本校の1・2年生から学校生活そして入学して今思うことをお話しいたします。
 それでは、はじめに「私たちの学校生活」について紹介いたします。


「私たちの学校生活」
2年生 学院祭実行委員長 鈴木 麻友
 ラジオをお聞きの皆さん、おはようございます。学院祭実行委員長の2年鈴木麻友です。
 これから私たちの学校紹介をしたいと思います。私たちの学校は、福島県厚生農業協同組合連合会が設置主体となり、昭和36年4月に開設された歴史ある学校で、卒業生は1274人となりました。平成21年3月に現在の場所に新築移転し建物は緑に囲まれ落ち着いて学習できる環境になっています。
 また、主な実習先である白河厚生総合病院が隣接しています。
 全校生は101名で、男子学生は10名です。まだまだ女性が多い職業ですが、「看護師になる」という共通の目標に向かって女子、男子ともに協力して頑張っています。学院は少人数制のため、先生との距離が近く、手厚い指導・教育が受けられることが特徴的です。現在2年生は1年生の時に学習したことを生かし、様々な疾患について学んでおり、お互いに問題を出し合いながら学びを深めています。技術面では異学年が合同で技術練習を行うことで新たな学びを得ることや技術の再確認につながっています。また交流の機会となるため、先輩・後輩の仲も深まり、学習方法や学校生活で困っていることなどを話す機会にもなっています。入学した頃は大変なこともありましたが、頼れる先輩と全力でサポートしてくださる先生方がいるおかげで私たちも成長できました。
 看護師になりたいと考えている皆さん、私たちと素敵な看護師を目指してみませんか。
 お待ちしています。


「入学して、そして初めての実習を行って思うこと」
1年生 植野 日和、遠藤 由香里、鈴木 奏子、渡邊 はずき
<植野 日和>
 高校の時は50分の授業でしたが看護学校に入学してから90分となり、各教科の課題や看護に必要な技術の練習を行なうなど、毎日取り組むことが沢山あって大変ですが、周りのみんなと協力し合いながら学校生活を過ごしています。
 5月に初めての臨地実習が行われ、病棟実習では私の想像を超える出来事が沢山ありました。患者さんに対して、看護師は細かい所まで目を配らなければいけないことが必要だと分かりました。他のスタッフと連携をしながら業務にあたっている姿を目の当たりにし、私は将来看護師になって働くようになった際には、積極的に動いて1人でも多くの患者さんを救いたいと強く思いました。

<遠藤 由香里>
 私は、学院に入学して教科ごとに覚えることが多いと感じています。
 5月の実習では、専門用語が多く、聞いているだけで呪文のように聞こえました。しかし、先生方の手厚い指導やクラスの友人が手助けしてくれているおかげで毎日楽しく学校生活が送れています。

<鈴木 奏子>
 入学してからの学校の印象は、先輩たちとの交流が多く勉強法や技術面で細かくアドバイスをしてくださり、わからないところも丁寧に教えてくれることです。
 また、先生方との距離が近く、親しみやすいです。非常に学びやすい環境が整っていると感じました。
 実習では、様々な健康レベルの患者さんがいて、ひとりひとりに合った対応をしていました。急患が入った際も患者さんに不安を与えないよう看護師同士で連携を取り、冷静かつ速やかに対応していたことが印象的でした。この三年間で看護師に必要な能力を培っていきたいです。

<渡邊 はずき>
 看護学院に入学して、約3ヶ月が経ちました。学校では、オリエンテーションなどを通して、たくさんの友達ができ、みんなと切磋琢磨しあっています。
 学習面では、初めて学ぶことばかりで戸惑うこともありますが、グループワークが多く授業を受けるのが楽しいです。
 実習では、看護師の方が患者さん一人一人に対してコミュニケーションの行い方や食事の置き方の工夫をし、より良い療養生活のために細やかな配慮を行っており、個別性のある看護が必要だと改めて考えました。