第70回 福島県農村医学会学術総会

The 70th Fukushima Association of Rural Medicine

公開期間:7月25日〜8月31日

8月31日でこちらのホームページは公開を終了いたしますので、期間内の閲覧をお願いします。

第70回 学会長ごあいさつ

第70回福島県農村医学会学術総会
学会長

病院長 佐川 恵一
(JA福島厚生連 塙厚生病院)

今年は、第70回福島県農村医学会が3年ぶりに開催されます。塙厚生病院が記念すべき学会開催病院に選ばれましたことは、学会長として大変光栄に感じています。

福島県農村医学会は、日本農村医学会に1年遅れで、1953年(S28)に第1回福島厚生連医学会が白河市で片倉義夫院長の元で開催され、7回まで主に白河で開催されました。1960年(S35年)坂下厚生病院の岡田多摩男院長が、第8回県農村医学会を開催した時から、県厚生連の各病院で開催され、今回は第70回の記念すべき学会となります。

県農村医学会が開催出来ずに書面決議となったことが5回ありました。1回目は、1990年(H2)白河の遠藤良一院長が郡山市ビックパレットを会場に第39回日本農村医学会を開催された時。2回目は、鹿島の渡邉善二郎院長が第58回の学会準備中、2011.3.11(H23)東日本大震災・原発事故で双葉/鹿島厚生と本所が建物の被害と患者・職員の避難等為、やむなく中止。3回目は2013年(H25)白河の前原和平院長が、福島市を会場に第62回日本農村医学会を開催された時。そして、4・5回目は令和2年3月~世界的な新型コロナウイルス感染症の蔓延のため、令和2年塙で開催予定の第68回学会と、令和3年鹿島で開催予定の第69回学会が、書面決議となりました。この2年は、新型コロナ感染禍で全世界中が行動の自由を奪われ、各部門間の合同研究会も開催できず、何とも言えようのない閉塞感に包まれました。

これ以上の未開催は、厚生連の皆様が、連合体の研究会として意見を交わす機会も無く、好ましくないと判断しました。新型コロナ感染禍でも情報発信の必要性が高まったこと、WEB開催による専門学会等での技術的改革が進んだこと、令和3.10に坂下厚生総合病院が新築移転を成し遂げたこと等を考え、令和4年第70回塙での開催は、オンデマンド配信方式によるWEB開催となりました。福島県厚生連の職員の皆様方の日常のご活躍を、この学会で発表していただき、今回の方法が今後の福島県厚生連の業務にも役立てればと思います。

今回の発表会は、会員数:約1600名から、第1分科会5題、第2分科会12題 第3分科会9題の計26の演題が寄せられました。コロナ禍での診療から得た新たな発見と工夫、病院の移転への期待と工夫、症例に応じた治療と対応の演題が多いようです。発表を頂きました皆様の病院における医学研究は、機関誌『福島県農村医学会雑誌第61巻第1号』として発行を予定しています。

特別講演として、福島県立医科大学形成外科学講座 主任教授 小山明彦先生より「形成外科の今:頭蓋顎顔面外科の革新」についてご講演をお願い致しました。小山先生には、医大のバスケットボール部OB先生として塙にも月1回診療応援をいただいています。小山先生の豊富な臨床経験を基にした、形成外科への熱い想いをお聞きできることが楽しみです。

本学会と日本農村医学会は、農村部ならではの外傷・疾患を中心に治療・研究から始まり、若い医療者の発表・研鑽の場でもあります。そして、第71回日本農村医学会学術総会が令和4年10月13日~14日(金)に山口県山口市(KDDI 維新ホール、山口グランドホテル)にて開催されます。日本農村医学会の話題は、韓国・台湾・欧州の農村部の学術にも影響があるようです。

第70回福島県農村医学会が、福島県厚生連の新たな一歩になることを願って、学会長のご挨拶と致します。