健康診断のすすめ
2017年4月放送
白河厚生総合病院健康福祉課 課長
志賀 剛

 皆さんおはようございます。白河厚生総合病院 健康福祉課の志賀と申します。本日は健康診断のすすめと題しましてお話させていただきます。
 さて、皆さんは定期的に健康診断を受けていますか?「まだ若いから大丈夫」、「自分は元気だから必要ない」、「仕事が忙しくて受けることができない」などの理由で受診されない方も多いのではないでしょうか。豊かで夢のあるくらしは健康が第一。そのためにも年に1回は健康診断を受けることをおすすめします。
 では、なぜ健康診断が必要なのか。このことについてお話いたします。人間誰しも元気に暮らしていたり、身体的に困ったところがなければ「自分は健康で何も問題はない」と思ってしまいがちです。しかし、生活習慣病と呼ばれる高血圧・脂質異常症・糖尿病などは自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行し、脳や心臓・血管などにダメージを与えていきます。そのダメージが蓄積した結果、ある日突然心筋梗塞や脳出血・脳梗塞など、これまでの生活を奪いかねない疾患を招くことがあります。これらの恐ろしい病気を未然に防止するため、早期に発見し早期に治療を開始する、また異常のない方も自分の身体の状態を知り、健康に対する意識を高めるため、健康診断は必要であると考えます。
 次に一般的な健康診断の検査項目をご紹介いたします。ここでは、労働安全衛生法に定める定期健康診断の項目について説明いたします。まず、身長・体重を測定し、BMI(肥満度)を計測します。BMIにより、肥満や逆にやせすぎていないかを判定します。次に腹囲(お腹周り)を計測します。男性で85cm以上、女性で90cm以上ですと内臓脂肪症候群が疑われます。視力・聴力検査で目と耳の異常の有無を、血圧測定で高血圧・低血圧の判定を、尿検査では腎臓疾患や泌尿器疾患の有無を調べます。次に血液検査です。血液検査で調べる項目は、貧血の有無、肝機能の状態、コレステロール・中性脂肪を測定し脂質異常症がないか、また血糖を測定し、糖尿病がないかを調べます。続いて、心電図検査で心疾患の有無を、胸のレントゲン撮影で肺疾患の有無を判定し、最後に医師の診察で既往歴や自覚症状の有無などを調べ終了となります。
 健診の結果については、後日、郵送にてお手元に届く医療機関がほとんどです。結果の見方については、「要精密検査」、「要治療」などの項目があった場合は、正常の結果ではないことを意味しますので、必ず、そしてお早目に医療機関を受診ください。因みに保険適応となりますので、保険証をご持参ください。「要経過観察」という判定は、軽度の異常が認められるため、生活を改善し、経過を観察してください、という意味です。肝機能なら飲酒の量を減らす、休肝日を設ける、また脂質なら食生活を改善する、適度な運動を心掛けるなど、生活習慣の改善を心掛けてください。
 最後に、白河厚生総合病院では、先述した健診の他に、人間ドック、頭部のMRIを撮影し脳疾患の有無をみる脳ドック、胸のCTの撮影と痰の細胞をみて肺疾患の有無をみる肺ドック、さらには、一度の検査で全身のがんを早期に発見できるPET-CT検査等各種健診を取り揃えております。特にPET-CT検査は、福島県内在住の方なら誰でも49,000円と非常に廉価な料金で受けられる「福島県民コース」を4月より設けましたので、これを機会にぜひ受診されることをお勧めします。詳細については白河厚生総合病院までお電話ください。
 それでは、本日も健康で素敵な一日をお過ごしください。ありがとうございました。



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