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農作業中の熱中症予防について

 みなさん、おはようございます。  暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。JA福島厚生連、健康福祉課です。本日は、「農作業中の熱中症予防」について、いくつかのポイントと、知っておきたい熱中症に関する大切な事を、お話ししたいと思います。  「熱中症」は、高温多湿な環境下にいる事で、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく、屋内で何もしていない時でも発症し、救急搬送になる事や、場合によっては死亡する事もあります。ですが、熱中症は正しい知識を身につける事で、適切に予防する事が可能です。  本日お話しする、予防のポイントや対処方法を行い、農作業中の熱中症を予防しましょう。  熱中症の発生状況ですが、熱中症による死亡者は、年によって増減はあるものの、1000人を超える年もあります。農林水産省の統計では、農作業中の熱中症による死亡者は、年間20人を超えています。農作業死亡事故のうち、約1割が熱中症による死亡となっています。農作業中の熱中症による死亡事故の時期は、約85%が7月~8月に発生していますが、3月~6月にも発生しています。  熱中症にかかりやすい人は、どんな方でしょうか。  農作業中の熱中症による死亡者数を年代別に見ると、70代以上が約9割を占めています。 一般的に、高齢者は、暑さや水分不足に対する感覚機能が低下するとされているので、特に注意が必要です。  熱中症予防のポイントは次の4つです。 1、暑さを避ける 高温時の作業は極力避け、日陰や風とうしの良い場所で作業をしましょう。 特に、70歳以上のかたは、喉のかわきや気温の上昇を感じづらくなります。日中の気温の高い時間帯は、避けて作業しましょう。 2、単独作業を避ける なるべく2人以上で作業し、時間を決めて声をかけあったり、異常がないか確認し合うようにしましょう。 3、20分おきに休憩と水分補給しましょう 涼しい日陰などで作業着を脱ぎ、体温を下げましょう。喉が渇いていなくても、20分おきに、毎回、コップ1~2杯以上を目安に水分補給しましょう。 4、熱中症対策アイテムの活用 帽子や吸湿速乾性の衣服の着用、空調服や送風機の活用など、積極的に熱中症対策アイテムの活用で、熱中症を予防してください。そのアイテムも、場合によって必要なものが違います。 1)暑い時間帯の作業等が避けられない場合 ファン付ウエア、ネッククーラーなどで身体を冷やしましょう。 2)一人作業のリスクを回避したい場合 ・救急セット ・経口補水液や冷却グッズ ・ウェアラブル端末 ※深部体温や体内水分バランスを計測し、休憩や水分補給のタイミングをお知らせしてくれます。 3)作業環境を改善したい場合 ミストファンやミスト発生器等を使用し、ミストの気化熱により、作業場を涼しくしたり、休憩の質を高めましょう。  暑さ指数に応じた作業を行いましょう。  暑さ指数(WBGT)に応じた農作業を行いましょう。  暑さ指数とは、暑さの厳しさを示す指数です。暑さ指数が高ければ、熱中症になりやすくなります。お住まいの地域の暑さ指数に照らして、当日に予定している作業の強度が高い場合は、より軽い作業へ変更を検討して下さい。変更が難しい場合は、作業する時間を、朝夕の時間帯にずらしたり、休憩や給水の回数を増やすなどの対策を行ってください。  お住まいの地域の暑さ指数は、環境省「熱中症予防情報サイト」で検索できます。  これらの予防対策をとっても、熱中症になってしまう場合があります。  続いては、熱中症の症状と応急処置についてお話しします。  熱中症には特徴的な症状がなく、暑い環境での体調不良は、全て熱中症の可能性があります。ですので、体調不良の症状があれば、すぐに作業を中止する事が大切です。  その中でもよく起きる症状としては、 ・手足がしびれる、冷たい。 ・汗をかかない、体が熱い ・めまい、吐き気がする ・倦怠感、判断力低下 ・ズキン、ズキンとする頭痛がある ・まっすぐに歩けない 等です。  応急処置としては、 ・涼しい環境へ避難しましょう。 ・服をゆるめて風通しをよくしましょう。 ・水をかけたり、あおいだりして体を冷やしましょう。 ・水分、塩分を補給しましょう。 ※腋の下、両側の首筋、足の付け根を冷やすと効果的です。  意識がない場合、自力で水を飲めない場合、応急処置を行っても症状が改善しない場合は、すぐに医療機関で診察を受けるようにしてください。  熱中症警戒アラートという公的なサービスがあります。  熱中症警戒アラートとは、熱中症の危険性が、極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方、または、当日早朝に都道府県ごとに発表されます。発表された情報は、テレビ、防災無線、SNSを通じて発信されます。なお、農林水産省が情報提供する、スマートフォン向けアプリ「MAFFアプリ」に、「熱中症警戒アラート」の通知機能があります。農作業中の熱中症対策の為にも、アプリのダウンロードも検討してください。アプリのダウンロードは、「農林水産省 MAFFアプリ」で検索出来ます。  まだまだ暑い時期が続きます。農作業中の熱中症予防を、これまで以上に心掛けて頂き、事故の無いよう、お願いいたします。  最後までお聞きいただき、ありがとうございました。