介護老人保健施設なごみの紹介とその施設で働く看護師の仕事について
2024年9月放送農家の皆さん、そしてラジオをお聞きの皆様、おはようございます。 私は、坂下厚生総合病院併設介護老人保健施設なごみで看護師をしております大竹と申します。 今朝は、介護老人保健施設なごみのご紹介とその施設で働く看護師の仕事についてお話したいと思います。 介護老人保健施設なごみは、会津盆地の西部に位置するJA福島厚生連坂下厚生総合病院に併設された施設です。看護、医学的管理のもとでの介護、機能訓練、その他の必要な医療と日常生活上のお世話などの介護サービスを提供することで、入所者様の能力に応じた日常生活を営むことができるようにし、1日でも早くご家庭での生活に戻ることができるよう支援することを目的とし、平成8年4月1日に開設されました。その後、令和3年には、JA福島厚生連坂下厚生総合病院の老朽化に伴い、病院・当施設とも新築移転し、現在に至っております。 定員は、長期入所と短期入所を合わせ100名、また、家から通いながら行う通所リハビリテーション・介護予防通所リハビリテーションの20名です。ご利用いただける方は、65歳以上で、要支援または要介護の認定を受けた方、40歳以上65歳未満の医療保険加入者で加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾患(特定疾患)を原因とし、要支援または要介護の認定を受けた方となっております。 常勤医師1名、看護師16名、介護職32名、支援相談員3名、理学療法士2名、作業療法士2名、栄養科7名、薬剤科1名、事務長1名、事務職2名、介護支援専門員1名と様々な職種が働いており「老人の自立を支援し、家庭への復帰を目指す」という基本理念のもと、利用者様が笑顔で、その人らしく過ごすことができる施設を目指し、日々連携しながら取り組んでいます。そんなにたくさんの職種が働いているのかと驚いた方もいるのではないでしょうか。職種の配置においては、厚生労働省が示す細かな施設基準にそって決められています。私たち看護師も、配置基準に沿って、併設の坂下厚生総合病院からの異動を含め、勤務にあたっています。 介護老人保健施設は、「利用者様の暮らしの場」であります。その中で、私たち看護師には、その人が持つ病気や、加齢に伴う心と体の機能の低下と上手に付き合いながら、暮らしていくためのケアを、その人の人生の最期まで責任をもって提供し支援していくことが求められています。そのため、利用者様の健康管理を行うことが、私たち看護師の重要な役割であるといえます。利用者様は高齢であることに加え、何らかの病気を持っていることが多い状況にあります。そのため、先々の危険を予測した情報収集を行い、その危険を予防するケアを、施設内の他の職種と共有することがとても重要となります。介護老人保健施設では、常勤医師のもとで看護職員が、唯一の総合的な医療提供者になる場合もあります。日々の生活支援やリハビリテーションなどから、状態の変化を読み取り、適切な医療につなげる判断や、直接的な医療提供につなげることが求められます。また、医療に責任を持つ職種として、日々変化する医療に対応できるよう、最新の情報を入手し、ケアにつなげていくことも必要です。 介護老人保健施設は、感染症に対する抵抗力が弱い高齢の方が、集団で生活する場であるため、感染管理もとても重要な役割のひとつです。どんなに注意していても病原体が持ち込まれると、またたく間に感染が広がり、時には、利用者様の健康を脅かすことにつながります。感染症が流行している時期は施設職員や家族が媒介者となることもあるため、職員各自の健康管理はもちろん、面会制限など多方面における管理が重要となります。 また、他の職種と情報共有を行いながら、利用者様の些細な変化を見逃さず、感染が疑われるケースを速やかに発見することが、とても重要です。そして、感染発生時には、速やかに対応することも私たち看護師に求められている能力の一つであると言えます。その他にも、様々な役割がありますが、もちろん看護師だけでは施設理念に近づくことはできません。利用者様に関わる様々な専門職が、それぞれの専門性を発揮しながら、連携し取り組むことが必要不可欠です。 今朝は、介護老人保健施設なごみについてとなごみで働く看護師の役割について簡単ではありますが、説明させていただきました。 これからも多職種と連携しながら、利用者様の安全・安心な療養生活を送っていただくため、日々尽力していきたいと思います。