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胃がん健診と留意点

 おはようございます。   本日、担当いたしますのは、JA福島厚生連 農村健診センター 診療放射線技師の 荒井 孝嗣と申します。  早速でありますが、当センターの事業案内をさせていただきます。  事業の内容は、巡回健診を主な事業として、JA職員や会社の健康診断、農家組合員の方には、JA福島・共済福祉事業団と連携した健康増進活動の推進に取組んでおります。また、2年前より訪問診療を開始いたしました。  2024年度の利用状況ですが、胃の検診は、検診バス2台で 600人ほど、 ご利用していただいております。  私は、診療放射線技師ですので、今回は診療放射線技師の立場にたちまして、胃がん健診の内容や、受診する方の留意点などにつきまして、お話ししたいと思います。  一般的に、健康診断を受ける前の日には、午後9時までに食事を済ませておき、検査当日は、食事はとらず、たばこも健診が終わるまで控えるようにしてください。ただし、2時間前まで水は200mlまで飲んでいただいて、よろしいです。  服装は、検査前にお腹を締め付けないような格好に着替えていただきます。 また、金属やプラスチック類は写真に写る可能性がありますので、忘れずに体から外してください。 上半身、下半身ともに下着1枚で検査着に着替えていただくのが理想的です。  検査では、まず胃を膨らませる薬をバリウムと共に飲んでいただきます。その時に、ゲップを出さないように注意してください。また、バリウムはゆっくり飲んでください。あわてて飲みますと、誤って気管に入る事がありますので注意してください。    写真は通常8枚~9枚撮影いたします。仰向けになったり、うつ伏せになったり、右を向いたり、左を向いたりしながら胃全体をまんべんなく撮影します。また、頭を下げて撮影しますので必ず撮影台の手すりをつかまってください。あわてなくて大丈夫ですので落ち着いて指示をよく聞いて動いて下さい。  耳の遠い方、握力の弱い方は検査前に申し出てください。  撮影時間は3分程度で終了します。撮影するとき「息を止めてください」と言いますが、息と一緒にお腹も動かさないようにしてください。  検査が終わりましたら下剤をお渡しいたしますので、早めに多めの水でお飲みください。  検査後はできるだけ早くバリウムを排泄させる必要がありますので、帰宅後もできるだけ多くの水分をとり、便意を感じなくても、定期的にトイレに行くように心がけてください。  バリウム便が排泄されない場合や持続する便秘、腹痛、または、じんましんがでたり、気分が悪くなるなどのアレルギー症状がありましたら、当センターに連絡するとともに、最寄の医療機関で受診するようにしてください。  検査結果の報告までは、1ヶ月ほどかかりますが、結果のハガキが届きましたら、内容をよく確認していただき、精密検査を勧められた方は、結果のハガキを持参の上、最寄の医療機関ですみやかに受診することをお勧めします。  統計的に、胃の検診では、1000人に1人から2人の割合で胃がんが発見されています。胃がんでも早期に発見されたものは、治癒率が高くなります。  また、近年の研究では ヘリコバスターピロリ菌感染陽性者は、陰性者の3倍から5倍の胃がんリスクが上昇するといわれております。積極的にピロリ菌検査を受け、陽性者は早めに除菌すると胃がんリスクは低下します。  自分は大丈夫、健康で悪いところが無いと思っていても、1年に1回は胃の検査を受け、自分の体の状態をチェックして健康維持につとめていきましょう。